原沢、復活Vならず 男子100キロ超級 一本負けで銀

[ 2019年2月12日 05:30 ]

柔道 グランドスラムパリ大会最終日 ( 2019年2月10日    フランス・パリ )

男子100キロ超級決勝で韓国選手に敗れた原沢久喜(右)
Photo By 共同

 男女計7階級が行われ、男子100キロ超級で16年リオデジャネイロ五輪銀メダルの原沢久喜(26=無所属)は決勝で金成民(韓国)に一本負けした。女子70キロ級で昨年の世界選手権3位の大野陽子(29=コマツ)が決勝でフランス選手に一本勝ちして優勝。男子100キロ級で元世界王者のウルフ・アロン(22=了徳寺学園職)は決勝で敗れた。

 優勝を逃した悔しさと、復活への手応え。男子100キロ超級で五輪銀メダルの実績を誇る原沢の表情には、さまざまな思いがにじみ出た。「2回優勝した大会でいい結果を望んでいたが、そううまくはいかない」。3年ぶりの国際大会制覇にあと一歩届かなかった。

 一瞬の隙だった。決勝は上位常連の実力者、金成民と対戦。開始約1分半で「自分の形になり切れていないところで、技をかけ急いでしまった」と悔やむ。さえていた内股は入りが浅く、かわされる。体を預けた相手の隅落としで、背中から畳に浴びせ倒された。

 ただ先に攻めたのは「それだけ調子が良くて自信もあった」から。日本男子の井上監督も「思い切りの良さを取り戻してきている」と評価したように、技の切れや積極性、躍動感は長い停滞期からの脱却を予感させた。

 昨年4月に日本中央競馬会を退社し、東京五輪に向けて柔道一本の生活を選んだ。「(周囲の)反対を押し切ったところもあるし、覚悟を決めた」。退路を断って1年弱。そろそろ勝利の笑顔も取り戻したい。

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