レイカーズのジェームズが負傷退場 悪夢のクリスマス? ウォリアーズ撃破も次戦は微妙

[ 2018年12月26日 15:06 ]

左脚の付け根を痛めて苦痛の表情を浮かべるレイカーズのジェームズ(AP)
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 NBAは25日に「クリスマス・ゲーム」の5試合を各地で行ったが、レイカーズのレブロン・ジェームズ(33)が敵地オークランド(カリフォルニア州)でのウォリアーズ戦で左脚の付け根を痛めてプレー続行不能となるまさかのアクシデントに見舞われた。

 場内が静まり返ったのはレイカーズが71―57と14点をリードして迎えた第3Qの4分9秒。それまで17得点と13リバウンドを稼いでいたジェームズは、自陣のゴール下でウォリアーズのドレイモンド・グリーン(28)がシュートを外してマイボールとなったあとの攻撃には参加せず、ペイント内で動けなくなっていた。

 その前の攻撃の際に足を滑らせて倒れて脚の付け根を手で押さえる仕草を見せており、ベンチに下がったジェームズはしばらくうずまって苦痛の表情。そのあとロッカールームに姿を消した。

 地元メディアは「軽症」と報じているが、中1日で迎える27日のキングス戦と28日のクリッパーズ戦での出場は微妙。ウォリアーズとは過去4年連続でファイナルで対戦し、5試合あった「クリスマス・カード」の中でもこの試合は最も注目される一戦だったが、レイカーズの背番号23は最後までコートに立つことはできなかった。

 ジェームズはキャバリアーズに在籍していた昨季はレギュラーシーズンの全82試合に出場し、今季も34試合すべてに先発。いずれもチーム・トップとなる27・6得点、8・2リバウンド、7・2アシストをマークしていた。

 レイカーズはジェームズが離脱したあと、いったん2点差まで詰め寄られたが、先発3試合目のセンター、イビツァ・ズバッツ(21)が18得点、11リバウンド、さらにカイル・クーズマ(23)も19得点をマークするなど若手が奮闘。127―101(前半65―50)で勝利を収め、今季34戦目で20勝に到達した。

 ベンチから出たガードのライジョン・ロンド(32)も15得点と10アシストを記録。ジェームズ以外に6選手が2ケタ得点を挙げて、敵地で王者をなぎ倒した。

 ウォリアーズは23勝12敗。ケビン・デュラント(30)が21得点を稼いだが、ステフィン・カリー(30)は15得点止まりで、ホームでは今季19戦で4敗目を喫した。

 なおロケッツのジェームズ・ハーデン(29)は41得点、セルティクスのカイリ―・アービング(26)は40得点をマーク。「クリスマス・ゲーム」で40得点以上をマークしたのは、2010年のデュラント(当時サンダー)以来、8年ぶりとなった。

 <その他の結果>

バックス(23勝10敗)109―95*ニックス(9勝26敗)

*ロケッツ(18勝15敗)113―109サンダー(21勝12敗)

*セルティクス(20勝13敗)121―114(延長)76ers(22勝13敗)

*ジャズ(17勝18敗)117―96トレイルブレイザーズ(19勝15敗)

 *はホームチーム

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