エヴェッサ2戦連続で大金星!堅守発揮し首位・琉球に41点差圧勝

[ 2018年12月26日 23:41 ]

Bリーグ第16節   大阪エヴェッサ 85―44 琉球ゴールデンキングス ( 2018年12月26日    おおきにアリーナ舞洲 )

<大阪・琉球>第2Q、シュートを狙う大阪・ギブソン
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 Bリーグ第16節が26日に各地で行われ、西地区4位の大阪は同地区首位の琉球に85―44で圧勝した。今季初戦で48―81の惨敗を喫した相手に見事リベンジを果たした。

 こんな爽快な大金星を待っていた。大阪は格上の琉球をチーム最多の41点差で撃破。第1Q開始40秒で琉球の得点源であるスコットが負傷するアクシデントがあったとはいえ、23日の栃木戦に続く連勝だ。普段は謙虚な穂坂健祐ヘッドコーチが試合を振り返るコメントにも自信があふれた。

 「栃木戦を勝てたからこそ、勝ってかぶとの緒を締めようと選手には言ってきた。スコット選手をケガで欠く不運もあったが、今日はスコット選手がいても勝てたという自信はある」

 リーグNo・1の守備力を持つ強敵のゾーンディフェンスに素早く対応し、スピード感あふれるパスをつないで外角のシュートを沈めた。今野、熊谷がチームトップの4本を成功させるなど、計7選手で15本。実に45点分の3点シュートを決めた。成功率は40・5%で、3点シュート成功率の高水準と評される40%台に乗せた。

 課題の得点力も少しずつ改善の兆しを見せているが、勝因は44失点に押さえ込んだ守備にある。この日のフィールドゴール成功率は大阪の50%(試投数62本)に対し、琉球はわずか27%(試投数63本)。勝った栃木戦も成功率は大阪が高かったが、試投数は栃木が6本多かった。相手にベストなポジションでシュートを打たせず、逆に少ないチャンスをものにした証しだ。

 1試合の平均失点はリーグ1位の琉球(70点)に次ぎ、2位(70・9点)。根来主将も「コーチ陣にはうちの守備はリーグ上位に入ると言われているし、結果も出せている。攻撃でモタモタすることがあるので、後はそれをなくすだけ」と手応えを感じている。

 今年も残すは2試合(29、30日)。今季最多の12得点を挙げ「マン・オブ・ザ・ゲーム」に選ばれた今野は、平日にもかかわらず詰めかけた今季最多4071人のブースターに向け「年末を勝ってみなさんが笑って今年を終われるように頑張ります!」と必勝を誓った。2戦続けての“ジャイアントキリング”は逆転CS進出への布石となるはずだ。

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