【岡崎真の目】宇野 技術的にも精神的にも底が一つ上がった

[ 2018年12月25日 07:58 ]

フィギュアスケート 全日本選手権最終日 ( 2018年12月24日    大阪・東和薬品ラクタブドーム )

演技をする宇野(撮影・小海途 良幹)
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 前半は宇野らしくないジャンプが3本続いたが、回転不足があったわけではなく、とりあえずGOE(出来栄え評価)のマイナスだけで収めた。中盤あたりからは本来の動きに戻った。右足を痛めていた影響でSPの後はほとんど練習ができなかったようなので、これまで積み重ねてきた練習の貯金と集中力で何とか持っていったという感じだろう。

 演技に集中していると痛みを感じなくなることは珍しくないが、怖いのはその後に影響が出てしまうことだ。本人の話では、医師から事前に「後を引く感じじゃないから少々無理しても大丈夫」と言われていたとのこと。それで安心して思い切りの良い演技ができたことも大きかったに違いない。

 羽生がいないと勝って当たり前と思われるし、今回はベテランの高橋が復帰し、しかもSPで素晴らしい演技を見せた。いつもと違うプレッシャーがあったはずなのにこれだけまとめられたのはやはり凄い。技術的にも精神的にも底が一つ上がった印象で、世界選手権でも十分期待ができそうだ。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

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