男子ゴルフ QTに異例のスポンサー 片山問題にも理解

[ 2018年7月25日 18:27 ]

SMBCモビットの中辻社長(左)と青木JGTO会長
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 男子ゴルフの日本ゴルフツアー機構(JGTO)が主催するツアー出場予選会(QT)を(株)SMBCモビットが特別協賛することになり25日、都内で青木功会長と同社の中辻信之社長が会見を開いた。1年契約で、31日開幕の1次予選からサポートを受ける。中辻社長は「トップを目指している選手を応援したい。世界的なゴルファーの発掘に貢献できれば(自社の)ブランドイメージ向上にもつながる」と期待した。

 男子ツアーでは片山晋呉がトーナメントのプロアマ戦で同伴競技者に不愉快な思いをさせたとして罰金と厳重注意処分を受け、ツアー出場を自粛する“問題”が起きたばかり。そうした中で新たなスポンサーに名乗りを上げた中辻社長は「われわれはトーナメントのスポンサーではないので、その件についての話は差し控えたい。ただ、JGTOさんは(今回の問題について)非常に誠実に対応されたと思う」と評価した。ツアーの出場資格を決めるだけで、観客を集めて行われるわけではないQTにスポンサーが付くのはこれが初めて。青木会長は「選手のモチベーションが上がる。(QTの)競争が激しくなれば相乗効果でツアーも盛り上がる。いい選手がどんどん出てきてくれればスポンサーにも喜んでもらえる」と大歓迎した。女子に比べ人気の面で伸び悩む男子ツアーだが、今季から2部ツアーのチャレンジツアーをAbemaTVが支援するなど“青木改革”は着実に成果を出しつつあるようだ。

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2018年7月25日のニュース