日大前監督の内田氏らが異議申し立てへ 除名に不服

[ 2018年7月25日 22:21 ]

 アメリカンフットボールの悪質反則問題で、反則指示をしたとして関東学生連盟から除名処分を受けた日本大の内田正人前監督と井上奨前コーチが処分を不服とし、近く異議申し立てをすることが25日、関係者への取材で分かった。資格剥奪とされた森琢前ヘッドコーチは既に異議を申し立てた。

 関係者によると、日大側は関東学連に17日に提出したチーム改善報告書で内田氏らの責任を明確にした。内田氏が日大の常務理事や人事部長など強い権力を握っていたことも問題の背景にあったと認め、再発防止策として、大学運営に携わる理事らが監督やコーチなどを兼務しないことを盛り込んだ。

 5月の定期戦で日大の選手が危険なプレーで関西学院大の選手を負傷させた。調査した関東学連の規律委員会と日大の第三者委員会は内田氏らの反則指示を認定。

 内田氏は5月下旬の記者会見で指示を否定したが、自宅待機となった6月以降は公の場で反論していない。関東学連は6月26日の総会で内田、井上両氏の処分を正式決定。通知を受けてから30日以内なら異議申し立てができる。

 関東学連はチーム改善報告書を検証し、日大アメフット部に科した公式試合の出場資格停止処分を解除するかを今月末に判断する。

続きを表示

2018年7月25日のニュース