日大アメフット部新監督に橋詰氏、立命大でコーチ 日本一貢献

[ 2018年7月18日 05:30 ]

橋詰功氏(立命館大アメフット部パンサーズガイド2017から)
Photo By 共同

 悪質な反則問題があった日大アメリカンフットボール部の新監督に、強豪の立命大でコーチを務めた実績がある橋詰功氏(54)が内定したことが17日、分かった。7人の外部有識者による選考委員会が絞り込んだもので、辞任した内田正人前監督(62)の後任となる。

 橋詰氏は94年に母校の立命大コーチに就任。00年に米オクラホマ大へ1年間留学した際にショットガン隊形のノウハウを学び、立命大に持ち帰った。パス攻撃が主体の従来型のショットガンではなく、パスとランをバランスよく用いるスタイルは立命大をもじって「リッツガン」と呼ばれた。攻撃コーチとして03、04年の日本選手権、ライスボウル2連覇に貢献。3連覇を目指した05年のライスボウルでは松下電工に敗れたものの、RBのパスや変則隊形など、いくつものスペシャルプレーを考案し社会人王者を慌てさせた。付属高でも指導経験があり、現在は滋賀・立命館守山高のコーチを務めている。

 日大による新指導陣の公募には69人の応募があり、元京都大監督の水野弥一氏(78)も推薦されていた。元立命大監督で、日本アメリカンフットボール協会の平井英嗣理事は、橋詰氏の指導法について「ドリルを積み重ねて技術を引き上げていく。学生に自由に伸び伸びとやらせるタイプ」と説明した。

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2018年7月18日のニュース