稀勢の里 厳戒態勢の中で稽古再開「ここから頑張ります」

[ 2018年6月5日 16:10 ]

 左大胸筋の負傷などで7場所連続休場中の横綱・稀勢の里(31=田子ノ浦部屋)が5日、厳戒態勢の中で稽古を再開した。

 東京都江戸川区の田子ノ浦部屋では、稀勢の里が不在だった4日の稽古始めは公開で行ったが、この日は急きょ非公開に。稽古見学に来た女性が部屋に入れてもらえず泣く泣く引き揚げる場面もあった。

 稀勢の里は帰宅する際の午後1時前に取材に応じたが「ここから頑張ります」と話した程度で、すぐに車に乗り込んだ。稽古場では、四股、すり足などの基礎運動に加え、部屋の若い衆に胸を出したもようだ。

 しばらくは田子ノ浦部屋での稽古となる見通しで、今月中旬には部屋の徳島合宿に参加。名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けて調整を続けていく。

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2018年6月5日のニュース