奈紗 4戦連続トップ10も「悔しさ大きい」勝負どころでミス

[ 2018年6月5日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー 全米女子オープン最終日 ( 2018年6月3日    アラバマ州バーミングハム ショール・クリーク=6732ヤード、パー72 )

全米女子オープン最終ラウンド、18番でティーショットを放つ畑岡。通算イーブンパーで10位
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 畑岡奈紗(19=森ビル)が4戦連続でトップ10位入りを果たした。14位から出て5バーディー、5ボギーの72。通算イーブンパー、288で10位に浮上した。71で回った葭葉ルミ(25=富士住建)は40位。アリヤ・ジュタヌガーン(22=タイ)が通算11アンダー、277で並んだキム・ヒョージュ(22=韓国)とのプレーオフを制した。メジャー制覇は16年全英リコー女子オープンに続く2度目。

 難コースで5バーディーを奪い、必死に食い下がった。順位を上げて4戦連続でトップ10入りを果たした畑岡だが、優勝スコアとは11打差。「悔しさのほうが大きい。今日は伸ばせると思った」と唇をかんだ。

 1番で残り127ヤードの第2打を9番アイアンでピンまで数十センチにつけ、歓声を誘った。パー5の3番では2打でグリーン脇まで運び、チップショットで寄せて2つ目のバーディーを奪う。だが、悔やんだのは、直後の4番(パー4)。ラフからの2打目をグリーンの縁まで運んだが、寄せきれずボギーとした。「エッジまで運んでいたのに。あそこをパーで上がれていたら全く違った18ホールを回れていたと思う」。続く5番もボギーとすると、9番では第2打を池に入れるミスでスコアを落とした。

 4戦連続でトップ10入りを果たし、米初優勝が近づいていることは周囲も認める。トップ選手にショットやパットで大きく引けを取らないが、畑岡自身は精神面では差を感じているという。メジャー出場はまだ3度。喜んでもおかしくない結果にも、満足感はかけらもない。「米ツアーで優勝したい、世界一になりたいというのが目標。志を変えずにやっていきたい」と視線はあくまでも高みに向けた。

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