大阪桐蔭 計10トライで報徳学園に圧勝!近畿大会連覇

[ 2018年3月23日 17:19 ]

 高校ラグビーの近畿大会決勝が23日に花園第3競技場であり、大阪桐蔭(大阪)が56―7で報徳学園(兵庫)に圧勝し、連覇を飾るとともに、初の単独優勝を果たした。昨年は京都成章(京都)と22―22の同点で両校優勝だった。

 準優勝した1月の花園で見せた堅守は健在だった。試合開始早々、CTB三島が中央ライン付近で好タックル。ここでボールを奪って右へ展開し、FB伴井がゲイン。内側へのパスダミーを一つ挟んで40メートル独走トライで先制点を挙げた。60分を通じて終始、肉弾戦で優位に立ち、計10トライを挙げた。

 昨年からのレギュラー、CTB松山千大主将は「新チームが始まったときは、昨年のチームと比べてどうかなと思ったけど、全員が成長して近畿大会を勝ててうれしい」と胸を張った。準決勝でV候補の御所実(奈良)に32―14で勝ち「自信が付いた」と、決勝での大爆発につなげた。

 この代が大事にしていることは守り。1月の花園準決勝は、桐蔭学園の64次攻撃にもなった猛攻をしのいで12―7で勝利した。その粘りが一つの理想になっている。

 「ディフェンスがいかに大事か。それが、その試合でチームに浸透したと思う」。個人的に、その試合の映像を見直すことが多いという。近畿王者の肩書きで臨む選抜大会は「相手は強くなるけど、また成長して日本一になりたい」と表情を引き締めた。

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2018年3月23日のニュース