女子複、米元・田中ペアが世界女王撃破 福島・広田組も快進撃

[ 2017年12月16日 05:30 ]

バドミントン スーパーシリーズファイナル1次リーグ最終戦 ( 2017年12月15日    ドバイ )

SSファイナル第3日 女子ダブルス準決勝進出を決めた米元(手前)、田中組
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 女子ダブルスA組で米元小春、田中志穂組(北都銀行)が8月の世界選手権を制した陳清晨、賈一凡組(中国)に21―15、21―15で勝ち、通算2勝1敗の同組1位で16日の準決勝に進出した。同B組で突破を決めていた世界選手権銀メダルの福島由紀、広田彩花組(再春館製薬所)は3連勝で1位通過。

 男子ダブルスA組の園田啓悟、嘉村健士組(トナミ運輸)はデンマークペアを2―0で破って3連勝で4強入り。既に1次リーグ突破を決めていた女子シングルスの山口茜(再春館製薬所)はシンドゥ・プサルラ(インド)に0―2で敗れた。

 女子ダブルスの米元と田中が目標だった準決勝進出を決めた。1勝1敗で4ペアが並ぶ大混戦で迎えた1次リーグ最終戦で世界選手権優勝ペアを破る価値ある白星。25歳の田中が「個人的には全然良くない試合。パートナーに助けてもらった」と感謝すると、2歳上の米元は「今の(田中のコメントを)録音しておいてください」と笑った。リオ五輪優勝の高橋礼、松友組に続き、世界選手権では福島、広田組が銀メダル。田中は「(今大会も)フクヒロが準決勝に進み、いい刺激になっていた」と明かす。隆盛の日本女子ダブルスで、今季初めてSSを制した遅咲きの2人も存在感を示した。

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2017年12月16日のニュース