菊池姉妹 明暗分ける 五女・純礼は初の五輪出場決定 ショートトラック全日本選手権

[ 2017年12月16日 20:43 ]

女子500メートル決勝の表彰式を終え、メダルを手にポーズを決める優勝した菊池純礼(中)、2位・伊藤亜由子(左)、3位・菊池悠希
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 スピードスケートのショートトラックの全日本選手権第1日は16日、名古屋市の日本ガイシプラザで平昌五輪代表選考会を兼ねて行われた。日本初の姉妹4人同時五輪代表を狙う菊池姉妹の結果は明暗を分けた。

 五女・純礼(21=トヨタ自動車)は1500メートルで転倒して6位だったものの、500メートルでは優勝した。両種目とも9月の選考大会と合算したポイントでトップとなり、初の五輪出場が決定。「(所属先の)地元で優勝を狙っていた。1500メートルでミスしたので、500メートルで(タイトルを)獲れてよかった。(今大会は)通過点です」とホッとした様子だ。

 三女・悠希(27=ANA)は1500メートルと500メートルいずれも3位で初の代表入りに前進した。「(五輪は)意識していない。ただ実力を出し切りたい」と気の緩みはない。

 一方で、ソチ五輪代表の四女・萌水(25=稲門ク)は1500メートル準決勝で転倒するなど両種目ともA決勝に進めなかった。9月の選考大会で低調だった萌水は今大会で巻き返しが必要だったが、厳しい状況に追い込まれた。

 二女・彩花(30=富士急)が出場するスピードスケートの代表選考会(長野)は27日から始まる。

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2017年12月16日のニュース