萌水、代表に滑り込む 国内初「菊池四姉妹」で五輪同時出場へ

[ 2017年12月16日 05:30 ]

菊池萌水
Photo By 共同

 平昌五輪の最終代表選考会を兼ねたスピードスケート・ショートトラックの全日本選手権が16日、名古屋市ガイシプラザで開幕する。夏冬合わせて国内初となる四姉妹での五輪同時出場を目指す菊池シスターズは15日、会場で公式練習。四女・萌水(もえみ、25=稲門ク)は「チームジャパンとして盛り上げられるように頑張りたい」と意欲を見せた。

 次女・彩花(30)はスピードスケートで代表入りが有力。ショートトラックの三女・悠希(27)も当確圏内、五女・純礼(すみれ、21)は代表入りを確定させている。ここまで低迷している萌水は今大会で活躍し連盟の強化部推薦を狙うのが現実的だ。

 ソチ五輪を決めた4年前と変わらず、人気ドラマ「ドクターX」がお気に入り。「(決めゼリフの)私、失敗しないので、に至る準備が凄い」と米倉涼子演じる天才外科医に憧れる。この日「準備」という言葉を2度使ったのも、その意識の表れ。昨年の総合優勝者がドラマのような劇的復活を狙う。

 ▽平昌五輪出場への道 代表枠は男女各5人。今大会を含めた選考3大会の獲得ポイントで、500メートル、1000メートル、1500メートルの各1位は決定。男子1000メートルの坂爪、女子1500メートルの菊池純の1位は既に代表確定。3距離の総合ポイント1位(既に権利を得た者を除く)も選ばれる。過去の実績などを踏まえた強化部推薦でも1人が選出される。各距離の1位が重複した場合は、各距離の2位、総合ポイントなどから選ばれる。

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2017年12月16日のニュース