相撲協会、臨時理事会までの貴ノ岩聴取断念 年内の収束困難に

[ 2017年12月16日 05:30 ]

元横綱の日馬富士から暴行を受けた貴ノ岩
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 元横綱・日馬富士(33=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ)の暴行事件を調査する日本相撲協会危機管理委員会(高野利雄委員長=元名古屋高検検事長)が、20日の臨時理事会までに被害者の平幕・貴ノ岩を聴取することを断念したことが15日、危機管理委関係者の話で分かった。20日に予定していた調査の最終報告には間に合わず年内の収束は極めて難しくなった。

 臨時理事会では予定通り調査報告を行うが「最終報告」の文言を変更する可能性があるという。関係者は聴取について「こちら側がいくら言っても来ない。もう無理だろう」と明言した。

 貴ノ岩の聴取協力を求めて貴乃花部屋を連日訪れていた鏡山危機管理部長(元関脇・多賀竜)は、両国国技館で終日業務に当たった。「何もない。今日も座りっ放しだった」と貴乃花親方から連絡がなかったことを明かした。臨時理事会では暴行問題の関係者の処分が話し合われる見通しだ。

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2017年12月16日のニュース