NFLで電撃トレード ペイトリオッツが控えQBガロポロを49ersに放出

[ 2017年10月31日 13:15 ]

ペイトリオッツから49ersにトレードされたガロポロ(AP)
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 NFLペイトリオッツと49ersの間で30日に電撃トレードが成立。ペイトリオッツはエースQBトム・ブレイディー(40歳)の控えとして登録されていた4季目のジミー・ガロポロ(25歳)を、ドラフト2巡目指名権との交換で今季8戦全敗の49ersに放出した。

 東イリノイ大出身のガロポロは2014年のドラフトの2巡目(全体62番目)に指名されてペイトリオッツ入り。ブレイディーが出場停止処分を科せられていた2016年には開幕から2試合に先発し、どちらもチームを勝利に導いていた。この2試合でガロポロはパスを59回投げて42回成功し、4TDもマーク。ブレイディーさえいなければチームの主軸として活躍できる能力があることを示していた。

 ペイトリオッツは今季の開幕直前に「第3QB」だったジャコビー・ブリセット(23歳)をコルツに放出。40歳のブレイディーがここまで故障なしに安定したプレーを続けているため、「第2QB」だったガロポロにも出場機会を提供する意味をこめてトレードに踏み切ったとみられている。

 49ersはチーム・ワーストの開幕8連敗。ここ2試合は新人のC・J・ベサード(23歳)がQBとして先発したが、カウボーイズに10―40、イーグルスに10―33で敗れていた。したがって能力のあるQBの補強は急務。控えとは言え、スーパーボウル優勝チームで経験を積んだガロポロへの期待度は大きなものがあるだろう。

 なおガロポロの放出で、現段階でペイトリオッツの登録QBはブレイディー1人になった。

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2017年10月31日のニュース