39歳安美錦 昭和以降最年長の再入幕「会見できてうれしい」

[ 2017年10月31日 05:30 ]

大相撲九州場所新番付発表

大相撲九州場所の番付表を手に笑顔を見せる横綱日馬富士(左)と幕内に返り咲いた安美錦
Photo By 共同

 39歳の安美錦(伊勢ケ浜部屋)が元関脇・土佐ノ海(立川親方)の38歳6カ月を抜き、昭和以降で最年長の再入幕を果たした。福岡県太宰府市内の宿舎近くで報道陣を前にすると、「もう会見は引退の時しかないと思っていたから。会見できるのはうれしいね」と照れ笑いした。

 幕内だった昨年夏場所で左アキレス腱を断裂。同年秋場所から十両で再スタートした。苦難を支えたのは家族愛。「上の2人の子も、相撲が分かるようになってきた。負けると、僕以上に落ち込む。(7月に生まれた)3人目が(相撲を)分かるようになるまで頑張りたい」。妻の絵莉さんにも「ケガをして、より一層感謝が深まりました」としみじみ。家族への恩返しは幕内での白星だ。

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2017年10月31日のニュース