松田知幸、凱旋帰国 東京五輪に照準「記録はまだまだ伸びる」

[ 2017年10月31日 11:30 ]

トロフィーとメダルを手にする松田
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 インドのニューデリーで行われた射撃のワールドカップ(W杯)ファイナルの男子10メートルエアピストルで日本勢初の金メダルを獲得した松田知幸(41=神奈川県警)が31日、成田着の航空機で帰国した。

 同大会はシーズンの成績上位選手で争われ、松田は予選を8位通過。決勝では世界新記録となる241・8点をマークして優勝し「これまで2位が3度。優勝を目標に掲げて頑張ってきた。素直にうれしい」と喜びをかみしめた。一方で、ギリギリの決勝進出となった予選の反省も。決勝とは別会場だった予選では明るい照明に苦戦し、思うような点が出ず「どんな環境でも結果を出せるよう対応力をつけたい」と今後の課題を挙げた。

 東京五輪でも実施される種目での金メダル獲得に「記録はまだまだ伸びる。モチベーションも高まった」と自信。メダルはケースがないため、くるぶし丈の靴下に収納しており「これが一番いいんです。傷もつかないし。皆さんに広めたい」と笑った。

 翌11月1日にはブルガリア合宿へ出発し、約2週間、予備銃の調整などを行う。次戦は12月6日から埼玉県和光市で開催されるアジアエアガン選手権大会。

 松田は五輪に3大会連続で出場しており、世界選手権では10年に50メートルピストル、エアピストルの2冠を達成。東京五輪では射撃界で28年ぶりとなるメダルを目指す。

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2017年10月31日のニュース