出水田 2位浮上“良郎塾”出身の意地、ロング全てバーディー

[ 2017年8月26日 05:30 ]

男子ゴルフツアーRIZAP・KBCオーガスタ第2日 ( 2017年8月25日    福岡県糸島市 芥屋ゴルフ倶楽部=7151ヤード、パー72 )

RIZAP・KBCオーガスタ第2日、18番でアプローチショットを放つ出水田。通算9アンダーで2位
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 横峯さくらの父・良郎氏が主宰するジュニア育成の「めだかクラブ」出身の出水田(いずみだ)大二郎(24=TOSS)が67で回り、首位に2打差の2位に浮上した。大堀裕次郎(25=フリー)が通算11アンダーで単独首位に立ち、3打差の3位に池田勇太(31=フリー)。石川遼の弟・航(17=県浦和高3年)は通算10オーバー、129位で予選落ちした。

 期待の大器・出水田が4つのパー5で全てバーディーを決め、V圏内に躍り出た。「ロングを全部取れたのが大きかった。後半は少しでも(首位に)近づければと思っていました」。1メートル83、83キロで、1Wの平均飛距離が300ヤードという飛ばし屋。鹿児島県鹿屋市に生まれ、小4の時に父の勧めで横峯氏のクラブに入りゴルフを始めた。当時、さくらは高2だったが、すぐにプロで活躍。その勇姿に刺激を受けプロを志した。樟南高時代に九州ジュニアで3連覇し卒業後にプロ転向。今大会のグリーンはツアーでは珍しい高麗だが「子供の頃に練習していたのが高麗。それが生きたんでしょうか」と笑顔で振り返る。

 3日目は昨季賞金王の池田と最終組で回る。「緊張すると思うけど、楽しめたら」。“めだかの子”が大きく成長した姿を、応援に駆けつける予定の両親に見せたいところだ。

 ▼1位大堀裕次郎 実はキャディーが寝坊してしまって出発が10分遅れました。その分、しっかりラインを読んでくれたのでチャラですね。(プロデビュー戦の14年東建2日目以来の首位)

 ▼129位石川航 自分の実力を感じさせられました。現状の力では足りない。卒業後の進路は決まっていません。大学に行くのか。プロの世界に行くのか。(石川遼の弟は2年連続予選落ち)

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2017年8月26日のニュース