ソフト日本女子 カナダに快勝、連覇へ好発進 ジャパンC開幕

[ 2017年8月26日 05:30 ]

<日本・カナダ>3回1死一塁、適時三塁打を放つ藤田
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 女子ソフトボールの国際大会「ジャパンカップ2017」(スポニチ後援)は25日、群馬県高崎市の城南野球場で開幕した。1次リーグ初戦でカナダと対戦した日本は、2回に川畑瞳(21=デンソー)の適時打で先制すると、3回には主砲・藤田倭(26=太陽誘電)の適時三塁打などで加点。5投手による完封リレーで5―0と完勝し、初の大会連覇へ好発進した。26日は1次リーグで米国、オーストラリアと対戦する。

 若手中心で臨んだ初戦だが、輝きを放ったのは26歳・藤田の“二刀流”だ。先発の浜村が制球に苦しみ、予定より早く3回無死一塁でピッチャーズサークルに入ると、連続三振で後続を断つ。その裏、1死一塁では右翼線に適時三塁打。4番の責任も果たし「投げて打ってがいつものリズム。投げたことで体が動くようになったのかも」と振り返った。

 昨季の日本リーグ最多勝で最多本塁打。それでもオフには投球フォームを見直し、徹底的な下半身強化に着手するなどさらなるスケールアップを図った。「私が投げればリズムを変えられる、と監督が思ってくれているので、その期待に応えるために準備してきた」。選手育成を目指す宇津木麗華監督は「1人の選手に頼ってはダメ」と苦笑いしたが、それが藤田の凄さを強調していた。投手陣は藤田のあと20歳の田内、17歳の勝股、22歳の岡村と完封リレー。指揮官は「明日以降は若い打者に奮起してもらいたい」と苦言も呈したが、初の連覇を狙う日本としては、決して悪くないスタートとなった。

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2017年8月26日のニュース