神戸製鋼 開幕2連勝!大橋の瞬時の判断が流れ引き寄せる

[ 2017年8月26日 21:53 ]

<神戸製鋼・サニックス>後半、パントをキャッチするサニックス・ヘスケス(左)にプレッシャーをかける神戸製鋼・橋本
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 ラグビートップリーグの第2節最終日が各地であり、神戸市の神戸総合運動園ユニバー記念競技場で行われた神戸製鋼―宗像サニックスは、神戸製鋼が20―3で開幕2連勝とした。ベテランWTB大橋由和(33)の瞬時の判断が流れを大きく引き寄せた。

 PG2本で6―3と逆転した後半18分。敵陣22メートル付近、右サイドでのマイボールスクラム。SOイーリが逆サイドに蹴ったキックパスをキャッチすると、内側に走ってきたFBレイに渡し、これが両チーム初トライになった。この場面を、大橋は冷静に振り返った。

 「本当は違うサインプレーでした。(イーリが)中央に蹴るサインだったのですが、相手のフルバックが内側に動いたのが見えたので、外側に蹴るようにサインを変えました。そのへんは駆け引きですね」

 相手FBの動きを見て、外に数的有利を生み出せると判断して、すぐに別の攻撃オプションに切り替えた。伝達は声。これが「僕は自分の判断というより、周囲の呼ぶ声でプレーを選択する」というSOイーリの耳に届き、13―3と引き離す攻撃につながった。

 宗像サニックスは当初、10年目の田代をFBに入れていたが、負傷により先発を3年目の藤田に代えていた。それもプレーに影響したかもしれない。

 開幕2連勝はホワイトカンファレンスがパナソニックとヤマハ発動機。レッドカンファレンスがサントリーと神戸製鋼。

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2017年8月26日のニュース