鶴竜、今年3度目の途中休場 次は進退へ 親方「駄目なら潔く決断」

[ 2017年7月12日 08:34 ]

鶴竜(手前)は北勝富士に押し出しで敗れる
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 大相撲の横綱・鶴竜(31=井筒部屋)が名古屋場所4日目の12日から休場することが決まった。今年に入って3度目の休場で、横綱昇進後では6度目。4日目に対戦予定だった小結・嘉風は不戦勝となった。春場所から17年ぶりに4横綱となったが、今場所もその一角が崩れた。

 11日の3日目に北勝富士に敗れた際に右足首付近をひねったもようだったが、「1日冷やせば大丈夫だと思う」と軽傷を強調していた。3日目まで2勝1敗だった。

 鶴竜は初場所は2日目に首から肩を痛めた影響で、10日目まで5勝5敗と不振を極めて休場。春場所は10勝5敗の成績を残したが、続く夏場所では初場所で痛めた左足首の状態が悪化し、4日目までに3敗を喫して休場した。

 ▼ 横綱鶴竜の話 何とも言えない心境だ。いい形で場所に入ったのに、何がいけなかったのか。こんなけがで終わりたくないし、つまずいたまま終わりたくない。けがに負けず、乗り越えられるように前向きに頑張っていく。

 ▼井筒親方(元関脇逆鉾)の話 11日夜から右足が悪くなり、12日朝は一人で歩くのも困難だった。最近は休場が多く、本当に申し訳ない。アクシデントとはいえ、強くないからけがをする。次に出場した場合、もう途中休場はない。駄目なら潔く(引退を)決断する。

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2017年7月12日のニュース