セルティクスのブラドリーがピストンズにトレードで移籍 交換要員はモリス

[ 2017年7月8日 13:31 ]

NBAセルティクスからピストンズにトレードされたブラドリ―
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 セルティクスとピストンズの間で7日、主力選手同士のトレードが成立。セルティクスはオール・ディフェンシブ・チーム(2016年)に選出されているガードのエイブリー・ブラドリー(26)とドラフト2巡目指名権を放出し、昨季14・0得点をマークしたピストンズのフォワード、マーカス・モリス(27)を獲得した。

 ブラドリーは昨季55試合の出場ながら自己ベストの16・3得点をマーク。1メートル88のガードながらリバウンドも平均6・1を記録するなど攻守両面でチームに貢献した。しかし2季目のジェイレン・ブラウン(20)が成長し、ドラフト全体3番目で指名した新人のジェイソン・テータム(19)も現在行われているサマーリーグで活躍。若手の台頭で今季は微妙な立場になっていた。さらにセルティクスはジャズからFAとなっていたフォワードのゴードン・ヘイワード(27)と4年1億2800万ドル(約146億円)で契約に合意。サラリーキャップ対策として主力数人の人員整理を迫られていた。

 ブラドリーの今季年俸は881万ドル(約10億円)。このトレードの成立でセルティクス側は380万ドル(約4億3000万円)の“人件費削減”を達成したことになる。

 一方、キャバリアーズはマジックからFAとなっていたフォワードのジェフ・グリーン(30)と1年230万ドル(約2億6000万円)で契約に合意。グリーンは昨季9・2得点だったものの、通算では平均13・5得点を記録している。

 ホークスはクリッパーズからトレードで獲得していたガードのジャマール・クロフォード(37)を契約金の買い取り(バイアウト)という形で解雇。これにより過去シックスマン賞に3度輝いているクロフォードはFA選手としてどの球団との交渉も可能になるが、本人はレイカーズ入りを希望していると伝えられている。

 ポール・ジョージ(27)をサンダーに放出したペイサーズは、昨季ウィザーズでプレーしたシューターのボヤン・ボグダノビッチ(28)と2年2100万ドル(約23億9000万円)で契約に合意。ニックスは制限付きFAとなっているホークスのガード、ティム・ハーダウェイJR(25)に4年7100万ドル(約80億9000万円)をオファーし、同選手はこれにサインした。

 この結果、48時間以内にホークス側が同額を提示しない場合、ハーダウェイの移籍が確定。昨季14・5得点をマークした同選手はもともとニックスに指名された選手(2013年ドラフトの全体24番目指名)で、デビューから2シーズンはニックスでプレーしていた。

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