王子谷 子供らに“1番人気”も「自分はオーラがないので」

[ 2017年5月4日 18:31 ]

<柔道男子日本代表練習>古根川実コーチ(左)と談笑する柔道男子日本代表100キロ超級の王子谷剛志
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 全日本制覇で人気も急上昇?!柔道の全国少年大会合同錬成が4日、東京都文京区の講道館大道場で行われ、今夏の世界選手権(ブダペスト)男子100キロ超級代表の王子谷剛志(旭化成)、100キロ級代表のウルフ・アロン(東海大)、女子78キロ超級代表の朝比奈沙羅(東海大)、57キロ級代表の芳田司(コマツ)の4選手がコーチとしてちびっ子柔道家たちを指導した。

 4月29日の全日本選手権で2年連続3度目の優勝を果たした王子谷は、ウルフとの決勝でくちびるを15針縫うケガを負ったが、笑顔で少年らをコーチングした。4箇所に分かれて行われた技の指導では、大外刈りを指導した王子谷が“1番人気”に。続く乱取りでも王子谷との対戦を希望する少年たちの人数が他を圧倒し、全日本王者の貫禄を見せつけた。

 5日のこどもの日を前に、約2時間の指導を終えた王子谷は「僕も小さいころはあんな感じだったんだな、と。フレッシュさを感じた。自分も新たな気持ちで取り組めたらいいなと思う」と笑顔で話した。ただ、人気がアップしたのでは、との問いには「自分はオーラがないので。オーラがあったら小学生もビビってこなかったと思う」と謙そん。さらには「(乱取りでは)首を絞められた。小学生はかなり強かった。勘弁してよ、という感じです」と苦笑いを浮かべていた。

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2017年5月4日のニュース