伊達が帰ってきた!2度手術乗り越え1年4カ月ぶり復帰「大きな一歩」

[ 2017年5月4日 05:30 ]

カンガルーカップ シングルス1回戦   伊達公子0―2朱琳 ( 2017年5月3日    岐阜長良川テニスプラザ )

1年4カ月ぶりに復帰した伊達公子
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 女子テニスのツアー下部大会、カンガルーカップ国際女子オープンは3日、岐阜長良川テニスプラザで行われ、シングルス1回戦で46歳の伊達公子(エステティックTBC)が公式戦復帰を果たした。昨年1月の全豪オープン予選に出場後、同2月と4月に左膝を手術。1年4カ月ぶりとなった復帰戦では、世界ランキング136位の朱琳(23=中国)に2―6、2―6で敗れた。

 試合をこなしたことで伊達が得たものは、勝ち負け以上に大きかった。「やっとスタートラインに立てた。私の中では何よりも大きな一歩」と穏やかな笑みをたたえて言った。2800人収容のセンターコートは満員御礼。10台以上のテレビカメラがそのプレーを追った。「カモン!」「もうっ!」「足が合ってない!」と試合中に大きな声を張り上げるのはいつもの姿。一方で要所でのボレーのミスやフットワークの鈍さにはブランクも感じさせた。

 昨年2月に左膝の半月板縫合手術、同4月に軟骨の移植手術を受けた。まだまだ万全とはいえないが「自分でゲームをつくってテニスができた。膝の痛み、怖さがなければもっと動けるようになる」と自信を持って答えた。次戦は韓国で8日に開幕するツアー下部大会に出場予定。地道に「復帰」から「復活」を目指す。

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2017年5月4日のニュース