レブロン37分で39得点 PO通算得点で歴代2位浮上

[ 2017年5月4日 13:12 ]

ゴール下でシュートに持ち込むキャバリアーズのジェームズ(AP)
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 NBAプレーオフの東地区は3日に準決勝第2戦の1試合を行い、2位キャバリアーズが3位ラプターズを125―103(前半62ー48)で退け、地元クリーブランドで2戦2勝。ティロン・ルー監督は40歳の誕生日を白星で飾った。今プレーオフでは6戦全勝。昨季ファイナルの第5戦からポストシーズンでは通算9連勝となった。

 第1戦で35得点を稼いだレブロン・ジェームズ(32)はこの日も好調。出場時間は37分と今プレーオフでは最少だったが、フィールドゴール(FG)を14本中10本、3点シュートは6本中4本を成功させて39得点をマークした。

 ジェームズのプレーオフでの通算得点は5777となり、カリーム・アブドゥルジャバー(元レイカーズほか=5762)を抜いて歴代2位に浮上。1位のマイケル・ジョーダン(元ブルズほか)まではあと210得点で、今ポストシーズンで到達する可能性も出てきた。またプレーオフでの3点シュート成功本数は通算で302。レジー・ミラー(ペイサーズ)、レイ・アレン(元ヒートほか)、マヌー・ジノビリ(現スパーズ)に続き史上4人目の300本を達成した。さらにキャバリアーズで2戦2勝としたプレーオフでは12シリーズをすべて制覇。現時点でジェームズの“V率”は100%となった。

 ラプターズは敵地クリーブランドでのプレーオフでは5連敗。チームの得点リーダーだったデマー・デローザン(27)が第1戦同様にダブルチームで苦しみ、レギュラーシーズンを含めて今季最少の5得点に終わった。前半放った7本のFGはすべて失敗し、初めてシュートが決まったのは第4Q開始15秒になってから。デローザンは今季リーグ5位の27・3得点をマークしていたが、地区準決勝の2試合では12・0得点と精彩を欠いている。

 デローザンとともに球宴に出場したガードのカイル・ラウリー(31)は20得点を稼いだが、第3Qに左足首を捻挫。第4Qはロッカールームに下がってアイシングを受けた。第3戦(5日)と第4戦(7日)は地元トロントでの試合だが、チームの指令塔がコートにいるかどうかは微妙になった。

 昨季の東地区決勝では2勝4敗でキャバリアーズに敗れたもののトロントでは2勝。第2戦では本来先発ながらプレーオフではベンチに回っていたセンターのヨナス・バランチューナス(24)が20分の出場でチーム最多の23得点をマークしており、先発陣の再編成も考慮すべき時期に来ている。

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