「ドーピング防止法案」来月提出へ 18年度の施行目指す

[ 2017年4月28日 05:30 ]

 超党派のスポーツ議員連盟は27日、都内で総会を開き、2020年東京五輪・パラリンピックに向け、ドーピングを初めて違法行為と位置付けた「ドーピング防止法案」を了承した。選手による不正目的での禁止物質使用や、指導者らがこれを手助けする行為を「行ってはならない」と明記した。慎重論が根強い刑罰化や、行政機関に強制的な調査権を与える案は見送られた。

 今国会での成立と18年度施行を目指し、5月中旬にも議員立法で法案を提出する。日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の浅川伸専務理事は法整備が行われれば「(今後は違反摘発で)確実に動ける」と歓迎した。

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