スパーズがグリズリーズに逆転勝利 4勝2敗で1回戦突破 レナードとパーカー活躍

[ 2017年4月28日 15:56 ]

土壇場で貴重なシュートを決めたスパーズのパーカー(AP)
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 NBA西地区のプレーオフは27日にメンフィスで1試合を行い、2位スパーズが地元の7位グリズリーズを103―96(前半45―50)で退けて4勝2敗。同点16回、逆転9回のシーソーゲームを制して2季連続で地区準決勝に進出した。

 スパーズは第4Qの5分すぎで81―88と後手に回っていたが、この日29得点のカワイ・レナード(25歳)が得点を重ねて形勢逆転。27得点を挙げたトニー・パーカー(34歳)も土壇場で貴重なシュートを3本決めてチームの勝利に貢献した。チーム・リバウンド本数では46―28と圧倒。うち16本はオフェンス・リバウンドでセカンドチャンスから17点を奪って接戦をものにした。

 1996年から指揮を執るグレグ・ポポビッチ監督(68歳)は、勝てばシリーズ制覇という試合では通算36勝15敗。大事な一番での勝負強さは相変わらずだった。

 グリズリーズは健闘したが4戦全敗だった昨季同様、1回戦でスパーズに敗れた。マイク・コンリー(29歳)が26得点、マーク・ガソル(32歳)が18得点を稼ぐなど先発5人が全員2ケタ得点を記録したが、第4Qの残り2分で力尽きた形。スパーズとは過去5回プレーオフで対戦しているが、シリーズで敗れたのはこれが4回目となった。負ければ敗退という崖っ縁で迎えた試合は通算3勝10敗。前半は8本の3点シュートを決めるなど快調な滑り出しだったが、後半は大事なところでリズムをつかめなかった。

 なおスパーズは西地区準決勝ですでにサンダーを4勝1敗で下している3位ロケッツと激突。今季は3勝1敗だが、2点差が3回、6点差が1回とすべて接戦を演じておりどのような戦いになるのかが注目されている。

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