SC軽井沢クが3位入賞 強豪カナダに勝って日本男子過去最高位

[ 2016年12月19日 05:30 ]

持ち味の攻撃的な戦いでカナダを倒したSC軽井沢ク
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 カーリング軽井沢国際選手権最終日は18日、軽井沢アイスパークで行われ、男子のSC軽井沢クラブは3位決定戦でカナダを7−5と退け、3年前にワールドカーリングツアーの大会となって以降の最高成績を収めた。

 パシフィック・アジア王者の意地を見せた。準決勝は1次リーグで倒したマードックがスキップを務めるスコットランドに大敗したが、続く今大会最終戦は序盤から仕掛けた。前半4エンドを終え、4−1。だが、相手は10年バンクーバー五輪金で16年世界選手権3位のスキップを擁する強豪。5、6エンドと2失点し逆転を許した。

 以前ならそのまま押し切られていた展開だったが、7エンドに2点奪って再逆転に成功。スキップ両角友佑(31)は「一投もミスなく全員が決め、しっかり点数が取れた」と、土壇場の集中力を勝因に挙げた。セカンド山口剛史(32)は「度胸がついた」と、4位に入った16年世界選手権での経験を強調した。

 互いにハウス(円)内に積極的に石を置き合った激戦を制し、着実に世界との差を縮めていることを証明。年明けからはスコットランドに遠征し、5連覇の懸かる地元開催の日本選手権(1月29日開幕)に臨む。

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2016年12月19日のニュース