沙羅 僅差2位 優勝は伊藤有希 悪天候で男子は中止

[ 2016年12月19日 05:30 ]

ジャンプ優勝の伊藤(中央)、2位・高梨(左)、3位・岩佐(右)
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 ノルディックスキー吉田杯ジャンプ大会(北海道名寄市ピヤシリシャンツェ=HS100メートル、K点90メートル)で、悪天候のため1回で打ち切りとなった女子は伊藤有希(土屋ホーム)が最長不倒の76メートルを飛び、80・5点で優勝した。今季W杯4戦3勝の高梨沙羅(クラレ)も76メートルをマークしたが、飛型点0・5点差で2位に終わった。岩佐明香(日大)が3位に入った。男子は1回目の競技の途中で風が強まったため中断し、再開できずに中止となった。

 最後に飛んだ高梨は降り続いた雪の影響で出場選手中最低の79・9キロの助走スピードで飛び出し、76メートルに終わった。伊藤も同じ飛距離だったが、飛型点のわずかな差で敗れた。「視界が悪く、積雪でアプローチも滑らなかった。分かっていても対応できなかった。(今季の)ワースト1でしたが、内容はまずまずでした」と前を向いた。この大会が年内最後となり、そのまま名寄で全日本合宿に入る高梨は「足りない技術や精神面を高めたい。来年の酉(とり)年は飛躍の年にしたい」と誓った。

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2016年12月19日のニュース