白鵬 九州場所へ復活手応えも…「取組はまだ」

[ 2016年10月14日 05:30 ]

実戦的な動きを確かめる白鵬
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 右足親指と左膝を痛めて大相撲秋場所を全休した横綱・白鵬が13日、東京都墨田区の宮城野部屋で稽古再開後初めて実戦的な動きを行った。

 四股やてっぽうで体を動かした後、土俵内で若い衆と組み合ったり立ち合いの当たりを受けるなどして調整。残り3勝に迫った通算1000勝を狙う九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)まで残り1カ月となり「今日から基本を強めた。集中して気持ちを乗せ、一つステップアップできた感じがします」と復活に向けての手応えを示した。

 ただ、遊離軟骨除去手術を受けた右足親指の傷はまだ完治していない。稽古後には出血した患部にばんそうこうを貼って血を止めるなど、状態としては「全然。左膝も多少違和感はある」と吐露。秋巡業は今月下旬から合流予定で「四股は踏めたので土俵入りはこなせると思う。取組はまだ(厳しい)でしょうね」と無理はしない方針だ。

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2016年10月14日のニュース