パナ 史上初4連覇へスーパールーキー・山沢デビュー TL26日開幕

[ 2016年8月26日 05:30 ]

翌日に控えたトップリーグ開幕戦に向け、最終調整を行ったパナソニックのSO山沢拓也(左)

 ラグビーのトップリーグは26日、パナソニック―ヤマハ発動機(秩父宮)など2試合で14年目のシーズンが開幕する。史上初のリーグ4連覇を目指すパナソニックの新人9人で最も注目を集めるのが、現役大学生で初めてトップリーガーとなったSO山沢拓也(21=筑波大4年)だ。先発デビューへ向け、25日に群馬県太田市で最終調整を行った若き司令塔は「高ぶりはありません。自然体で臨みたい」と語った。

 エディー・ジョーンズ前日本代表ヘッドコーチもほれ込んだ逸材は筑波大1年から活躍も、2年だった14年4月に左膝の前十字じん帯を断裂。昨年11月までに計3度の手術を受けた。試合に出られない日々が続き「つらかった。常に痛みが出て可動域も狭かった」と振り返る。精神的にも参っていた時期に手を差し伸べてくれたのが、国内屈指の施設とスタッフをそろえるパナソニックだった。太田でリハビリをこなし「ケガで成長できなかった」分を取り戻すために飛び級の入団を決断。すでに練習試合で卓越したパフォーマンスを見せているスーパールーキーは「全てを吸収したい」と意気込んだ。

 ◆山沢 拓也(やまさわ・たくや)1994年(平6)9月21日、埼玉県熊谷市生まれの21歳。中学からサッカーと掛け持ちでラグビーを始め、深谷高からラグビーに専念して3年連続で花園に出場。高2で高校日本代表に選出され、高3だった12年7月には日本代表合宿に初招集。現在は筑波大4年生。1メートル76、81キロ。ポジションはスタンドオフ。

続きを表示

2016年8月26日のニュース