遼兄ちゃん首位発進!前夜のきょうだい作戦会議で高麗芝攻略

[ 2016年8月26日 05:30 ]

<RAIZAP KBCオーガスタ初日>12番、バーディーパットを沈めギャラリーの声援に応える石川遼

男子ゴルフツアーRIZAP・KBCオーガスタ第1日

(8月25日 福岡県糸島市 芥屋ゴルフ倶楽部=7151ヤード パー72)
 今季、国内ツアーの2戦目の石川遼(24=CASIO)は1イーグル、5バーディー、1ボギーの66をマークし、6アンダーで首位発進を決めた。今年2月には腰痛で米ツアーを離脱したが、現在は回復し、ゴルフも上向きとなった。首位には小田龍一(39=Misumi)、平本穏(30=アイディオー)ら8人が並ぶ混戦となった。ツアー初出場の弟・航(わたる、16)は82で最下位となる138位だった。

 どんなに1Wが曲がっても、キレキレのアイアンショットがあれば関係なかった。前半の18番パー5。石川は左ラフからピンまで残り210ヤードの第2打を7Iでピン奥3メートルのイーグルチャンスにつけると、フックラインを丁寧に読み切った。前日は「4アンダーが出れば良い」と話したが、終わってみれば目標を2打も上回る6アンダー。「アイアンからウエッジまで距離感が合ったことがスコアにつながった」と笑みが止まらなかった。

 今季初戦だった7月の日本プロ選手権はショットの距離感に苦しんで予選落ち。最近の練習ではスイングリズムを一定に保つことだけに集中し続け、距離感と方向性を取り戻した。この日、ティーショットがフェアウエーに飛んだホールは1、7番のみ。フェアウエーキープ率はわずか14・3%だったが、パーオン率は77・8%。「1Wがフェアウエーに行かなくてもがっかりしない。自分の中ではこれが普通なんです」と笑い飛ばした。

 優勝した昨年12月の日本シリーズJT杯から前戦の日本プロまでは、センターシャフトのマレット型パターを使ったが、パットの調子が上がってきたことで、機械的なストロークになりやすいセンターシャフトから感性が生かしやすいL字のマレットパターにスイッチ。芥屋GCは国内ツアー開催コースで唯一、高麗芝のグリーンが採用されている。芝目が強く順目と逆目で転がりが大きく異なる高麗芝に苦戦した選手も多いが、「タッチで苦労している感じはない」と意に介さなかった。

 今週は弟の航がツアー初出場を果たした。開幕前夜は石川、航のキャディーを務める妹の葉子さん(19)、航の3人でヤーデージブックを眺めながら、コース攻略について話し合ったという。航は10オーバーと苦戦したが、石川はその攻略法を身をもって示し、「試合に出られたことに感謝の気持ちを持っていればこれからうまくなれる。凄く良い勉強になったと思う」と弟を気遣った。航はホールアウト後、自身の2組後ろを回っていた石川のプレーを食い入るように追った。兄の背中はいつもより大きく見えたに違いない。

 ▽国内男子ツアーで初日に首位が8人並ぶのは06年のサンクロレラ・クラシック(北海道・小樽CC)以来10年ぶり。なお、その大会は初日首位だった谷原秀人が優勝を飾っている。

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