交渉後回しに不信感?ウェイド代理人、怒りの5000万ドル要求

[ 2016年7月6日 12:01 ]

代理人がヒートに5000万ドル前後を要求したドウェイン・ウェイド(AP)

 ヒートから2年4000万ドル(約40億1000万円)を提示されたドウェイン・ウェイド(34)の代理人は5日になって5000万ドル(約50億5000万円)前後を要求。ヒート一筋に13シーズンにわたってプレーしてきたウェイドはチーム側が自分よりも先にセンターのハッサン・ホワイトサイド(26=残留)とサンダーのケビン・デュラント(27=ウォリアーズに移籍)との交渉を優先させたことに激怒し、それが金額をつり上げる要因になったと見られている。

 ウェイドは今後、サラリーキャップ枠に十分な余裕があるナゲッツ、さらに故郷シカゴを本拠にしているブルズとの交渉に臨む予定。スポーツ専門局のESPNは「サラリーキャップの枠に余裕はないが…」としながらも、ファイナルで悲願の初優勝を遂げたキャバリアーズとも交渉する可能性があると報じている。

 FA交渉は5日も活発化。マーベリクスは19シーズン目を迎えたダーク・ノビツキー(38)と2年4000万ドル(約40億4000万円)で新たな契約を締結することで合意した。マーベリクスはさらにウォリアーズのステファン・カリー(28)の弟で、昨季はキングスでプレーしたセス・カリー(25)とも2年600万ドル(約6億600万円)で契約に合意。すでにウォリアーズからハリソン・バーンズ(24)とアンドリュー・ボーガット(31)の先発2選手を獲得しており、交渉解禁のあとは活発に補強を継続している。

 一方、昨季ペイサーズからスパーズに移籍したばかりのパワーフォワード、デビッド・ウエスト(35)はデュラントの移籍が決まったウォリアーズとの1年契約に合意。スパーズは14年ファイナルの優勝にも貢献している控えセンターのボリス・ディアウ(33)をトレードでジャズに放出した。

 なおこの4日間でNBAの新規契約は総額で30億ドル(約3030億円)に到達。1秒当たり約87万円が行き来しているというバブル的な様相を呈してきている。

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2016年7月6日のニュース