ケルバー4強一番乗り「この感覚で頂点まで」

[ 2016年7月6日 05:30 ]

女子シングルス準々決勝でシモナ・ハレプに勝ち、ガッツポーズするアンゲリク・ケルバー

ウィンブルドン選手権第9日

(7月5日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ)
 女子シングルス準々決勝は1月の全豪オープン覇者で第4シードのアンゲリク・ケルバー(ドイツ)が第5シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)に7―5、7―6で勝ち、4年ぶりに準決勝に進出。第8シードのビーナス・ウィリアムズ(米国)は4大大会で2010年全米オープン以来となるベスト4進出を果たした。また、男子シングルス4回戦で第10シードのトマーシュ・ベルディハがイジ・ベセリーとのチェコ勢対決を制し、3年ぶりの準々決勝進出。男子のベスト8が出そろった。

 ケルバーが全豪オープン女王の底力を示した。持ち前の堅守を生かして4強一番乗り。「リターンが効果的だった。最高のテニスができた」。過去1勝3敗の難敵ハレプを退けると、ラケットを手放し、歓喜に浸った。今季は全豪で4大大会初制覇を果たしたが、全仏は1回戦敗退。それでも今大会に照準を合わせ、4年ぶりに準決勝に進んだ。4回戦で土居(ミキハウス)に快勝した28歳のサウスポーは「この感覚で頂点まで上りたい」と笑顔に意欲をにじませた。

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2016年7月6日のニュース