リオ五輪聖火リレー ブラジリアからスタート

[ 2016年5月3日 23:52 ]

聖火のともったトーチを持つブラジルのルセフ大統領(AP)

 リオデジャネイロ五輪のブラジルでの聖火リレーは3日、首都ブラジリアから出発した。聖火は日本の約23倍の広大な国土を約3カ月かけて回り、8月5日に開会式が行われるマラカナン競技場の聖火台にともされる。

 4月21日にギリシャのオリンピアで採火された聖火は、スイスを経由して3日早朝に航空機でブラジリアに到着。聖火の入ったランタンを手にタラップを下りた大会組織委員会のヌズマン会長をブラジリアのローレンベルグ知事らが出迎えた。

 弾劾手続きが進み、五輪を前に停職の可能性が強まっているルセフ大統領は、大統領府での記念式典に出席し「ブラジルは準備万端。(世界から)選手を立派に迎えられる」と大会の成功に自信を示した。大統領から聖火のともったトーチを受け取ったバレーボール女子ブラジル代表で五輪金メダリストのファビアナ・クラウジノ選手(31)は、笑顔で走り「選手全員を代表できて本当に幸せ」と第1走者の大役を喜んだ。

 聖火リレーのコースは陸路2万キロ、空路1万6千キロで、国内327都市を巡る。約1万2千人の走者がつなぎ、五輪ムードの盛り上げを図る。(共同)

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2016年5月3日のニュース