国枝 右肘手術していた…「リオでの金の確率上げる」

[ 2016年5月3日 05:30 ]

国枝慎吾(AP)

 車いすテニス世界国別選手権(23~28日、有明)の会見が都内で行われ、男子のエース国枝慎吾(32=ユニクロ)は3週間前に右肘の手術を受けたことを明かした。違和感が生じたのは昨年10月頃。痛みでショットを振り切れなくなり、1月の全豪オープンも1回戦で敗退していた。「リオでの金の確率を上げるのは手術しかない」と覚悟を決め内視鏡でのクリーニング手術を行った。

 4年前にも痛めた古傷だ。ただ前回は2月に手術し、ロンドン・パラリンピックには万全の状態で臨むことができた。今回は2カ月遅く、3連覇を目指す9月のリオデジャネイロ・パラリンピックに向けて不安材料となるが、「(手術前に)前回はコップを持つのも痛かったが、今回はやれないことはないほどの痛み。前向きに考えている」と回復に自信を見せた。

 ジャパン・オープン(17~22日、福岡・飯塚)の出場は肘の状態を見て決める。世界国別選手権には出場の意向で「3度目の優勝目指して頑張りたい」と意気込んだ。

続きを表示

2016年5月3日のニュース