稀勢の里 横綱級の存在感!鶴竜に勝ち越し「力を出し切った」

[ 2016年4月30日 05:30 ]

鶴竜(左)と汗を流す稀勢の里

 大相撲夏場所(5月8日初日、両国国技館)を前に横綱審議委員会(横審)稽古総見が29日、両国国技館で一般無料公開で行われ、初優勝を狙う大関・稀勢の里が1横綱3大関での申し合いで“横綱級の存在感”を示した。琴奨菊には左おっつけ一発で吹っ飛ばすなど4勝2敗、照ノ富士には2戦全勝、そして格上の鶴竜にも3勝2敗と勝ち越した。

 29歳は「横綱大関とやれるチャンスはないから力を出し切った」と淡々と振り返った。先場所は13勝を挙げ、今場所ハイレベルな優勝を飾れば横綱昇進の機運も高まる。守屋秀繁横審委員長は「今場所こそと思わせる大活躍」と評価。地力は誰もが認めるところ。あとは課題である本場所の勝負どころで白星をつかみ取って賜杯を抱くだけだ。

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2016年4月30日のニュース