リオ五輪で「難民選手団」 国連事務総長が歓迎

[ 2016年4月30日 10:00 ]

 国連の潘基文事務総長は29日、国際オリンピック委員会(IOC)が8月のリオデジャネイロ五輪で初めて編成する「難民五輪選手団」について「故郷を失った才能豊かな選手でも金メダルを狙えるチャンスが五輪である。私は難民チームを歓迎する。彼らは世界に希望を与えるだろう」と述べた。AP通信が報じた。

 8月のリオ五輪開幕に向けギリシャで採火された聖火はこの日、ブラジルに運ばれる途中、スイス・ジュネーブの国連欧州本部に到着。同事務総長は「勝者でも敗者でも彼らの精神はチャンピオンだ」と述べた。IOCは五輪旗の下で特例参加を認めた難民選手団の候補選手43人を支援し、6月に5~10人の選手を選ぶ。ギリシャ国内の聖火リレーではシリア難民の男性が走者を務めた。(共同)

続きを表示

2016年4月30日のニュース