勢 地元で照ノ富士を撃破「上手を切れただけでも進歩」

[ 2016年3月17日 05:30 ]

必死の形相で照ノ富士(左)を寄り切る勢

大相撲春場所4日目

(3月16日 エディオンアリーナ大阪)
  大阪府交野市出身のご当地力士、勢が大関・照ノ富士を撃破だ。立ち合いで左上手を許すも、のぞいた右を深く差して切ると一気に寄り切った。大喝采を浴びて戻った支度部屋では上機嫌。

 「上手を切る稽古もしてきました。切れただけでも大きな進歩。それが一番うれしい。切った後に自分から先に攻めたのも良かった」。翌日の対戦相手を事前に知ると考え込んで眠れなくなるという。前日の取組後、事情を知らない記者から照ノ富士との対戦を聞かされ、こめかみに血管を浮き上がらせた。アクシデントを乗り越えての白星に、「できれば対戦相手を聞きたくなかったんですけど」と報道陣にくぎを刺すのも忘れなかった。

続きを表示

2016年3月17日のニュース