錦織、逆転で大会初8強 2セット連続タイブレークの死闘制す

[ 2016年3月17日 12:05 ]

男子シングルス4回戦でプレーする錦織圭

 テニスのBNPパリバ・オープンは16日(日本時間17日)、米カリフォルニア州インディアンウェルズで行われ、世界ランキング6位で第5シードの錦織圭(26=日清食品)は男子シングルス4回戦で世界11位のジョン・イスナー(30=米国)と対戦し、1―6、7―6、7―6で逆転勝ち。大会自身初のベスト8進出を決め、マスターズ大会初制覇へ一歩前進した。

 前日に行われた3回戦では、同35位のスティーブ・ジョンソン(26=米国)を2セット連続タイブレークの末に下して2年連続のベスト16入りを決めた錦織。しかし、重く感じる使用球、空気が乾燥してボールが伸びる環境などに対応しきれない場面が目立った。

 この日もいつもの躍動感が見られず苦戦。ボールが高く弾むコートで身長2メートル8の“ビッグサーバー”イスナーのサーブが威力を発揮し、主導権を奪われた。錦織は第4、第6ゲームであっさりとブレークされ、第1セットをイスナーに圧倒される形で落とした。

 第2セットではイスナーのサーブに徐々に対応。第8ゲームでこの日初めてブレークチャンスの機会を得た。ブレークを奪うことは出来なかったが、粘り強くキープを続けてタイブレークへ突入。錦織はこれをものにして第2セットを制した。

 続く最終セットも互いがサービスをキープし、またしてもタイブレークへ突入。一進一退の攻防が続いたが、再び錦織が勝負強さを見せ2セット連続でタイブレークを制した。

 準々決勝では第4シードのラファエル・ナダル(29=スペイン)と対戦する。

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