伊東大貴 7戦ぶりにトップ10逃す「恐怖心があって…」

[ 2016年2月13日 10:30 ]

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は12日、ノルウェーのビケルスンでフライングヒルによる個人第17戦(HS225メートル、K点200メートル)が行われ、43歳8カ月の葛西紀明(土屋ホーム)が合計418・5点で3戦連続3位となり、自身のW杯最年長表彰台記録を更新した。表彰台は今季4度目で通算60度目。

 葛西は1回目に231・5メートルで5位につけ、2回目も230メートルをマークして順位を上げた。ロベルト・クラニェツ(スロベニア)が236メートル、239・5メートルの432・8点で今季初勝利、通算6勝目を挙げた。

 伊東は19位、栃本翔平(ともに雪印メグミルク)は24位だった。伊藤謙司郎(雪印メグミルク)は38位、竹内択は39位、作山憲斗(ともに北野建設)は47位で、2回目に進めなかった。

 伊東大貴は1回目に風にあおられて188メートルの28位にとどまったのが響いて7戦ぶりにトップ10を逃した。「2回目は恐怖心があって思い切りジャンプできなかった」と悔やんだ。

 股関節痛で1月のフライング世界選手権を回避したため、200メートル前後の飛距離で争う大会は今季初めてだった。「次はもう少しいいと思う」と気持ちを切り替えた。

 ▼栃本翔平の話 助走の滑りは良くなってきている。2回目はちょっとタイミングが遅かった。(今季W杯初得点は)少しホッとした。

 ▼伊藤謙司郎の話 (初のフライングヒルで)ちょっと気持ち的に負けたかなという感じはあるが、いい経験にはなった。(次の試合でも)自分のベストを尽くしたい。

 ▼竹内択の話 (踏み切りで)つまった感じがあって、ちょっと前にいっちゃった。でもジャンプ自体は悪くない。また次戦、頑張る。

 ▼作山憲斗の話 思い切っていけたので悔いはない。ちゃんといいジャンプをしないと、大きい台では飛んでいかない。改善点はまだいっぱいある。(共同)

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2016年2月13日のニュース