昨年1月世界選手権V 17歳鬼塚予選落ち「いい経験になった」

[ 2016年2月13日 05:30 ]

スノーボード W杯ビッグエア

(2月11日 ボストン)
 11日に米大リーグのレッドソックスが本拠地とするフェンウェイ・パークで男女の競技が行われ、女子予選で、昨年1月の世界選手権スロープスタイルを制した17歳の鬼塚雅(バートン)は70.25点の10位にとどまり、上位6人による決勝進出を逃した。男子予選の稲村樹(ムラサキスポーツ)も79.75点で落選した。ビッグエアは大きなジャンプの高さや回転技の難度、着地の出来栄えを競う採点競技で、2018年平昌冬季五輪に新種目として採用される。

 スロープスタイルの世界女王、鬼塚は初挑戦のビッグエアで予選落ちとなり「いい経験になった」と悔しそうに振り返った。昨年の世界選手権を16歳3カ月で制し、大会史上最年少の金メダリストになったが、1回のジャンプで技を競う種目は勝手が違った。「山の中で傾斜が緩く、スピードも自分で調整できる」と言うスロープスタイルと、野球場に特設された人工の急斜面の違いに戸惑った様子だ。それでも「もっと経験値を増やせば、メダルが獲れると思う」と最後は前を向いた。

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2016年2月13日のニュース