錦織、佳純と意外な交流「テニス、うまいんです」センスに太鼓判

[ 2015年11月25日 16:38 ]

「P&G リオデジャネイロ五輪 ママの公式スポンサーキャンペーン発表会」初挑戦の「あいうえお作文」に挑戦した錦織圭と石川佳純

 男子テニス世界ランキング8位の錦織圭(25=日清食品)と卓球女子の世界ランキング5位の石川佳純(22=全農)が25日、都内で行われたP&G「リオデジャネイロ五輪」ママの公式スポンサーキャンペーン発表会にスポーツキャスターの松岡修造氏(48)らと出席。意外な交流を明かした。

 ジャンルは違うが、以前から東京都北区にある味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で交流があったという2人。錦織は石川について「佳純ちゃんとは長く知っていて、赤羽にあるNTCで交流もあって、練習を見たりしていた。尊敬する選手や友だちと交流することはうれしい」と笑顔。石川もロンドンでのツアーファイナルも錦織のプレーをリアルタイムでテレビ観戦していたといい、「テレビでもいつも応援していて、勉強もしている。(楽天オープンでは生観戦もし)テレビで見ているよりボールの威力が凄い。いい勉強になりました」と話した。

 2人でテニスをしたのは「最近、数カ月前です」と錦織。「テニス、うまいんです」と石川のテニスセンスにも太鼓判。「卓球もちょっとやってもらいました。3、4年前ぐらい」と卓球もする仲であることを明かしていた。

 ロンドンでのATPツアーファイナルも終わり、長いシーズンが終了した錦織。この1年を振り返り、「すごい充実した1年だった。長くも感じたし、いろいろなことがあったが、得たものも多かった。いろんな葛藤があった1年だったので気持ちも強くなった。USオープンの後はモヤモヤしているものがあったが、ロンドンでいい終わり方ができた」と充実の表情を浮かべた。来年のリオ五輪に向けては「南米での試合はあまりないので、楽しみではある。胸騒ぎはする」としながらも「何も期待しないでもらいたいという気持ちもあるが期待されるのは当たり前だとも思う。いい意味でメダルを獲れる位置にはいると思うし、獲りたいという気持ちもある」と話した。

 一方、石川は昨年優勝したグランドファイナル(12月10日開幕、ポルトガル・リスボン)の戦いが残っている。「今回もしっかり、優勝目指して頑張りたい。ロンドン(五輪)よりは成長したと思う。リオまで1年切っているので、4年前よりもメダルも獲れると思うので、頑張りたい」と前を向いた。

 国際オリンピック協会(IOC)のワールドワイドスポンサーであるP&Gが、五輪を目指すアスリートと選手を支える母親を応援するキャンペーン。錦織は「常に優しく、心のサポートをしてくれている。あまり前には出ずに陰でサポートしてくれる。感謝の気持ちは忘れないでいたい」。石川も「(感謝の気持ちは)普段は恥ずかしくて言えない」としながらも「いい時も悪い時も私を一番知っている存在。リオまで一緒に頑張りたい。面と向かって初めてありがとうと言えたので、この機会にも感謝している」とコーチでもある母に感謝の気持ちを伝えた。

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