未来を変える!香港大会4Tの山口「結果を残すことに集中」

[ 2015年11月25日 05:30 ]

長年チームを引っ張ってきたトライゲッターの山口

7人制ラグビー リオ五輪アジア予選日本大会

(28日開幕 東京・秩父宮ラグビー場)
 香港大会で4トライを挙げた山口真理恵(ラガール7)は「リオ五輪の切符を獲れば日本の女子ラグビーの未来が変わる。結果を残すことに集中したい」と意気込みを語った。

 高校時代に代表に初選出され、長年チームを引っ張ってきたトライゲッター。チーム一の俊足を誇る一方、フィジカルの弱さがあだとなり、一時期代表から外されたこともある。それでもプライドを捨てて昨年4月に代表のトライアウトに挑戦。フィジカルも強くなり、誰からも頼られる選手に成長した。

 香港大会では約50メートルの独走トライも決め、浅見敬子ヘッドコーチ(HC)も「相手の外側で振り切る強気の勝負をしてくれている」と信頼を寄せている。昨年2月には勤めていた会社を退社してプロ転向。自らを厳しい立場に追い込んでリオを目指すエースは「早く試合をしたい」と本番を待ち望んだ。

 ▽五輪への道 アジア予選には6カ国が参加し大会ランキングポイントが最も多い1チームが五輪出場権を獲得する。大会は1位から6点、5点の順に与えられ、香港大会(7、8日)で優勝した日本は現在6点でトップに立つ。日本大会に優勝すれば計12点となり文句なしに出場権を獲得。2位以下の場合でも他国を合計点で上回れば、出場権を獲得できる。2チームが合計点で並んだ場合は(1)当該チーム同士の対戦で勝利数の多いチーム(2)当該チーム同士の試合の総得失点差が多いチームの順に順位を決める。2~4位のチームは来年6月までに行われる世界最終予選への出場権が与えられる。

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2015年11月25日のニュース