松山、2アンダー発進!時差ぼけにも“珍事”にも負けず

[ 2015年10月17日 05:30 ]

第1ラウンド、9番でバンカーショットを放つ松山

USPGAツアー フライズコム・オープン第1日

(10月15日 米カリフォルニア州ナパ シルベラードリゾート=7203ヤード、パー72)
 米男子ゴルフの15~16年シーズンが開幕し、松山英樹(23=LEXUS)は第1ラウンドは6バーディー、4ボギーの70で暫定48位となった。日没サスペンデッドのため3選手が競技を終えられず、岩田寛(34=フリー)は17番を終えて2アンダーの同48位。石川遼(24=CASIO)は3バーディー、3ボギーの72で同88位だった。63のブレンダン・スティール(32=米国)が暫定首位に立った。ツアーは来年9月まで47戦が組まれている。

 時差ぼけにも“珍事”にも負けず、松山がスコアをまとめた。前週は韓国で行われた団体戦のプレジデンツ・カップに出場。「時差ぼけで眠い」状態で初日を迎えた。さらに、同組のシュワーツェル(南アフリカ)はスタート時間にティーグラウンドの外にいたため遅刻扱いで2罰打を受けるアクシデント。「かわいそう。ちゃんと(ティーグラウンドに)いなきゃいけないなと思った」とドタバタで集中しづらい出だしだったが、「最後に2アンダーにして終われて良かった」と満足そうだった。

 2番で3パットのボギーが先行するなどパットはやや精彩を欠いた。しかし、後半の16番パー5は大きく左に曲がった第2打が木に当たってフェアウエーに戻ると、残り83ヤードを1メートルにつけてバーディーを奪った。「(第2打を打った後は)あー、ダブルボギーが来るなぁという感じだったけど、ラッキーでバーディーにつなげられて良かった」。18番もバーディーで締め幸運を生かした。

 首位と7打差だが、残り3ラウンドで巻き返せる自負はある。「きょうはパットの読みがなかなか当たらなかった。そういう微妙な位置にも(ピンを)切っていた。でも、難しい感じはしない」と心配していなかった。

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2015年10月17日のニュース