男子車いすバスケ 豪に完敗…リオ切符へ17日3決で韓国と再戦

[ 2015年10月17日 05:30 ]

<日本・オーストラリア>第3クオーター、厳しいマークを受けながらシュートを放つ香西(右から2人目)

 リオデジャネイロ・パラリンピックの予選を兼ねた車いすバスケットボールのアジア・オセアニア選手権は16日、千葉ポートアリーナで男子準決勝などを行った。1次リーグB組2位の日本はA組1位で昨年の世界王者オーストラリアと対戦。41―70で敗れ、17日最終日の3位決定戦で韓国と対戦することになった。今大会のリオ出場権は上位3カ国に与えられ、日本は勝てば11大会連続12度目のパラリンピック出場が決まる。女子の決勝は中国がオーストラリアを59―43で下し、リオ大会出場権を手にした。

 パラリンピック出場が懸かった一戦の緊張感か、世界王者の重圧か。オーストラリアに攻守で圧倒された日本は、崖っ縁に追い込まれた。藤本主将は「相手から受けるプレッシャーの質が違った」と完敗を認めた。40分の試合時間中、藤本、香西のダブルエースは30分以上に出場しながら、厳しいマークにさらされ得点は13点と16点。オーストラリアのシュート成功率49%に対し、日本は31%と苦しんだ。

 リオ出場権は17日の3位決定戦に持ち越された。負ければ連続出場は「10」で途切れる。1次リーグで55―48と快勝した韓国との再戦となるが、及川晋平監督は「うちは成長がキーワード。最終日が一番強いチームになっているはず」と気持ちを切り替えた。

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2015年10月17日のニュース