バスケ日本男子9大会ぶり4強に川淵会長「まだまだ道半ば」

[ 2015年10月1日 21:48 ]

第3クオーター、シュートを決める田臥

 バスケットボール男子のアジア選手権が1日、中国の長沙で来年のリオデジャネイロ五輪予選を兼ねて行われ、準々決勝で日本はカタールを81―67で下した。準優勝した97年以来、9大会ぶりに4強入りを決め、来年7月の五輪世界最終予選の出場権を獲得した。

 NBAプレー経験を持つ米国出身のジョンソンを徹底マーク。「練習してきたドロップゾーンをやろうと決めていた」と長谷川監督の作戦がはまり、鉄壁の守備で主導権を握った。攻撃では古川孝敏(リンク栃木)がチーム最多の22得点を決めるなど活躍し、チーム最年長34歳の田臥勇太(リンク栃木)も6アシスト。田臥は「とにかく勝つことをチーム全員で目標にしていたので、勝てて良かった」と振り返った。

 負ければ五輪への道を断たれる大一番を制し、川淵会長は「まずはリオへの第一関門を突破し、9大会ぶりにベスト4入りしたことについて、素直に選手たちは頑張ったと思う。しかし、まだまだ道半ば。ここで喜んでいるわけにはいかない。女子の五輪出場権獲得、そしてラグビー日本代表の活躍にも刺激を受けたと思うが、ぜひ軌跡を起こしてほしい。あすの準決勝も朗報を期待している」とコメント。

 2日の準決勝で日本は決勝進出を懸け、フィリピンとレバノンの勝者と対戦する。

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