桃田、4強進出で男子単初のメダル 男女複も確定…3個は最多

[ 2015年8月14日 22:26 ]

男子シングルスで準決勝進出を決め、声援に応える桃田賢斗=ジャカルタ

 バドミントンの世界選手権第5日は14日、ジャカルタで準々決勝が行われ、男子シングルス第4シードの20歳、桃田賢斗(NTT東日本)が仁川アジア大会銅メダルの魏楠(香港)を21―6、21―14で下し、同種目の日本勢初の準決勝に進んだ。3位決定戦は行われず、メダル獲得も決まった。

 ダブルスでは男子の早川賢一、遠藤大由組(日本ユニシス)がアンガ・プラタマ、リッキー・スワルディ組(インドネシア)に21―17、14―21、21―18で、女子の福万尚子、与猶くるみ組(再春館製薬所)がジュワラ・グッタ、アシュウィニ・ポンナッパ組(インド)に25―23、21―14で勝ち、それぞれメダルを確定させた。日本勢の三つのメダル獲得は、五輪と世界選手権を通じて史上最多。

 ▼桃田賢斗の話 史上初のメダルは素直にうれしい。第1ゲームを簡単に取れたのが大きかった。次の相手は、さらにクオリティーを高めてやっと勝てるかどうかだが、しっかり勝負したい。

 ▼早川賢一の話 準々決勝を勝つのが一つ目の目標だったので、ほっとした。午前中に桃田がメダルを決めたのをテレビで見て刺激された。次の中国ペアも勝てない相手ではない。

 ▼遠藤大由の話 第2ゲームでカウンターを食らって流れを失ったが、最後は冷静に対処できた。完全アウェーの雰囲気もそうは味わえないので楽しんだ。ここからが本当の勝負。

 ▼福万尚子の話 苦しい第1ゲームを逆転で取れた結果。相手の強打に対して効果的なレシーブができた。自分がメダルに届く選手だと思っていなかった。とてもうれしい。

 ▼与猶くるみの話 第1ゲーム中盤でプレーが小さくなったが、修正できた。うれしいが、まだトーナメントは続くので、ここで満足しては駄目。(共同)

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