錦織 85分ストレート快勝 ナダル撃破へ意欲「楽しみ」

[ 2015年8月14日 11:55 ]

男子シングルス3回戦で、ラケットをくるりと投げる錦織(AP)

ロジャーズ杯男子シングルス3回戦

(8月13日 カナダ・モントリオール)
 テニスのロジャーズ杯男子シングルス3回戦が13日(日本時間14日)、カナダ・モントリオールで行われ、世界ランキング4位の第4シード・錦織圭(25=日清食品)は世界14位で第13シードのダビド・ゴフィン(24=ベルギー)に6―4、6―4で完勝。準々決勝では過去7戦全敗のラファエル・ナダル(29=スペイン)の壁に挑むことになったが「ハードでどれだけ自分の力が出せるのか楽しみ」とBIG4撃破へ意欲的に語った。

 「出だしから感覚が良くアグレッシブにできた。サーブがいつも以上に良かったから楽に進められた」と話した通り、第1セットは6本のサービスエースを決めるなどファーストサーブで崩し、危なげなく先取した錦織。第2セットは第5ゲームで股抜きのスーパーショットを決めるなど粘るゴフィンを翻ろうして精神的にも圧倒し、85分で勝負を決めた。

 「眠さと戦いながら試合を待ったりするので、夜の試合はあまり好きじゃない」という錦織だったが、この日は「目もさえていていい準備ができていた」とユーモアも交えて試合を振り返った錦織。準々決勝では1度も倒したことがないナダルが相手となる。前回対戦し、腰などの痛みのため棄権した昨年5月のマドリード・オープン決勝では錦織が圧倒する場面もあっただけに「久しぶりの対戦。ハードでどれだけ自分の力が出せるのか楽しみ。しっかりチャレンジしていきたい」と充実の表情で話した。

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