照ノ富士 実戦稽古再開「30~40%の力」で12戦全勝

[ 2015年8月14日 05:30 ]

御嶽海の押しを軽々と受ける照ノ富士(右)

 大相撲の福島・郡山巡業で、左膝を負傷していた大関・照ノ富士が5日ぶりに実戦稽古を再開した。8日の新潟・糸魚川巡業の稽古で半月板を負傷。以来、朝は基本運動だけを行って午後の取組も休んでいたが、この日は十両の御嶽海、阿炎、大栄翔、天風の若手4人と計12番取って全勝した。きょう14日の栃木・足利巡業からは取組にも復帰する。

 「30~40%の力」と言いつつ、豪快な投げを連発するなど内容は圧巻。特に先場所新十両Vの御嶽海に対しては大技・つり落としで土俵に叩きつけるなどして活を入れた。「(御嶽海は体が)痛いふりをしているように見える。もっと力を出さないと駄目。自分が十両の時は“ここで力を試したい”と思って(上位と)稽古した」と精神的な甘さを見せる若手への不満を口にした。

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2015年8月14日のニュース